アシスタントバンド®ができるまで - PINSTUDIO Pet & Photo

アシスタントバンド®ができるまで

北海道盲導犬協会にて撮影

初代アシスタントバンドが2001年に制作されてから来年で20年になります。これまでアシスタントバンドを長年ご愛顧いただきありがとうございます。

 

アシスタントバンドをより良く知っていただくため、制作に至った経緯をお話ししたいと思います。

当時、ペット用品専門店はまだ少なく、ましてや老犬介護用品は市場にはありませんでした。そこで歳をとり歩行や立ち上がりが難しくなった愛犬に浴衣の生地を用いて手作りで犬の介護のために制作したのが始まりでした。動物病院で浴衣で作った胴輪をみた獣医師は他になくよくできているので介護で困っている人のために、製品化を勧められました。そして改良を加えアシスタントバンドが完成しました。当初は、前足サポートで綿布一重の製品でスタートしました。

試作には北海道盲導犬協会が協力をしてくれました。盲導犬としての役割を終えた高齢の犬たちを生涯面倒見ていく中で、足腰が弱って介護が必要になる犬たちのケアに困っていたからです。

私たちピンスタジオは、もともとアパレルの製造業なので応用できる点は多かったのですが、犬用サポートハーネス(胴輪)を開発していく中で、人の衣服とは異なる課題が次々と出てきました。

姿勢補助や介護を目的とするため、できるだけ身体への負担は少なくしたいのですが、そのためにはなるべく生地を自然に身体に沿わせることが必要です。生地が一部だけ接触するようなデザインだと、部分的な負担が大きくなってしまいます。最初は人用のデザインの片手間で起こしていたパターン(型紙)も、なかなかうまく合わずに苦戦が続き、最終的には代表自らがオリジナルで立体的なパターンを書き下ろしました。

初代アシスタントバンド

その後、床ずれや通気性の改善の為に綿布一重を改良し内側にダクロンという編物素材を使用した現在のアシスタントバンド持ち手1が出来上がりました。
これが現在まで続くアシスタントバンド®の基本形です。

ダクロンは抗菌防臭、吸水、速乾性に優れ肌に当たる部分はハニカム(立体編物)構造で、ムレにくく床ずれ防止になります。ダクロンはアシスタントバンドに最適な素材として当社オリジナルで作り込んでいます。

アシスタントバンド持ち手1

その後様々な試行錯誤の末、介護する犬の体全体をサポートできる製品を求められて、出来たのがアシスタントバンド持ち手2バージョンです。

持ち手2ヶ所のアシスタントバンドは着丈が長くなり寝たきりの体位変換や歩行時の段差をサポートしやすくなりました。持ち手が2つ付く事により大型犬でも楽にサポート出来るようになりました。

アシスタントバンド持ち手2


高齢になると後ろ足から弱くなるので後ろ足をサポートする製品が求められるようになり完成したが持ち手1ヶ所と取り外しの出来る後ろ足サポート用の持ち手がもう1ヶ所のアシスタントバンド持ち手1+1バージョンです。これにより歩行、段差の補助が一段と楽になり大型犬でも飼い主さんの負担が軽減されます。

このハーネス(胴輪)は、後ろ足のサイズ調整が出来ます。また全ての型に二列ファスナーでサイズ調整ができ、毛の巻き込みを防ぐための当て布付きで眠るときはゆったりサイズとして使用することができます。

アシスタントバンドのさらに詳しい商品説明は下記よりご覧ください
アシスタントバンドについて

 

東中野店では、アシスタントバンドの試着品を用意しています。
素材や仕上がりをぜひ手にとってご確認ください。

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3種類の持ち手のタイプと2種類のカラーからお選びいただけます。

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アシスタントバンドについて